大人の矯正治療

見た目が良くなるだけでなく
歯周病の予防効果も

「矯正は子供の時にやる治療」なんて思っていませんか?
実は大人の方でも遅くはありません。歯並びに悩みをお持ちでしたら、ぜひ一度矯正歯科専門の当院にご相談ください。
確かに大人は骨の成長のコントロールはできませんし、大人の骨は子どもに比べて硬く、新陳代謝も悪いので、歯は動きにくいです。
しかし、矯正治療による歯の移動というのは、ワイヤーやゴムによる弱い矯正力を歯根膜(歯根のまわりの線維)に作用させるものです。
つまり、たとえ虫歯の治療で神経が除去されていても、金属やセラミックの冠が被せてあっても、歯周組織が健康ならば何歳でも矯正治療を受けることができるのです。
また、大人の方が矯正治療を希望される理由のほとんどは、”見た目をよくしたい”というものです。しかし、矯正治療によって得られるものはそれだけではありません。
精神的にもよい効果が得られるだけでなく、歯ブラシがやり易くなるので、歯周病の予防にもなるのです。

矯正治療と歯周病の関係

大人の矯正治療で大切なことは
“歯周病対策をしっかりしている”
ということです


矯正治療は、歯を支えている骨を改造することで、歯を移動させる治療です。そのため歯周病を患っている状態で治療をすると、新しくできる骨よりも、壊れる骨の方が多くなり、かえって歯周組織にダメージを与え歯周病が進行し、歯は並んだものの歯がグラグラしてしまったりと、深刻な問題に発展するケースも見受けられます。
現在、子供から大人まで日本人の多くの方が歯周病を患っているといわれています。そのため、日頃からの歯周病予防・治療が必要になってくるのです。
当院は歯周病の予防や治療にもしっかり取り組んでいます。お気軽にご来院ください。

歯周病・予防

大人の矯正治療のメリット

  • 01口元が美しくなる

    「歯の凸凹」「歯の隙間」「受け口」および「出っ歯」などの問題が改善されます。口元が出ていて口が閉じづらい人は、口が閉じやすくなり、口腔内の乾燥を防ぐことができます。
    それに伴い、口腔衛生状態の向上と口臭の軽減につながることもあります。

  • 02歯が磨きやすくなり
    虫歯や歯周病を防げる

    不正咬合(悪い歯並び)だと虫歯や歯周病になりやすいです。原因は、よごれ(プラーク)が歯ブラシのあたりにくい場所にいつも溜まるからです。そのため、何度も同じ部位の虫歯治療をする可能性が高くなり、虫歯の治療自体が困難になることがあります。歯周病も同様の理由から生じやすくなります。
    しかし、歯並びを改善すると、歯磨きがしやすくなるため、虫歯や歯周病になりにくい環境が得られます。

  • 03咀嚼する機能の向上

    矯正治療をすると、咀嚼する際にさまざまなメリットがあります。
    咀嚼能率が上がるのに加え、歯や歯周組織に噛む力が過剰にかかってしまうことが減り、歯の寿命が長くなる可能性が高まります。
    また、よく噛めることで唾液の量が増え、それによりお口の中の環境が良くなり、口臭も抑えられるようになります。

  • 04ためらいなく
    笑顔を見せられるようになる

    悪い歯並びだと、口元を見られたくないため、笑うことが少なくなり、性格が消極的になることがあります。
    矯正治療をおこなうと、歯並びを改善すると歯を見せて笑うことが多くなり、コンプレックスの解消につながります。

歯科矯正用アンカースクリュー

  • 矯正用アンカースクリューとは、チタン製の小さな(直径1.4mm,長さ6mm程度)医療用ねじのことです。
    これを引っ張る土台(固定源)にして、歯を効率的に動かしていきます。
    この方法は、矯正治療の期間の短縮化や、歯の動かし方の可能性を広げる有効な方法として、1990年代後半に登場した新しい治療法です。

  • 従来の矯正との違い

    従来の矯正

    矯正治療のために歯を抜歯し、そのスペースを可能な限り前歯をひっこめることで使いたいという場合、ヘッドギア(頭にかぶる装置)を使用し、奥歯が前へ出てこないように留めておく必要がありました。
    ヘッドギアはとても良い装置なのですが、10時間以上装着しなければ効果が出づらいため、効果は患者さんの協力次第でした。

  • 歯科矯正用アンカースクリューでの矯正

    アンカースクリューを用いて大臼歯を固定することで、大臼歯の望ましくない移動が防げます。また、従来の矯正治療では難しかった方向への歯の動きも可能となるため、症状によっては、従来であれば外科手術が必要であった患者さんも手術無しで矯正治療単独での治療を可能になったり、非抜歯矯正の可能性の拡大が期待できます。
    ヘッドギアのわずらわしさからも解放されます。

  • 部分矯正にも有効

    一般的な歯科処置を行う際にその前準備として倒れこんだ歯を起こしたりすることもあります。これは、他院の先生とのコラボレーションということになります。全部に装置をつけるのではなくて、歯列の一部だけにつけた装置と歯科用アンカースクリューを併用することで、その目的を果たします(LOT)。

大人向けの矯正装置の種類

  • ワイヤー矯正

    歯の表面に歯科用接着剤でブラケットを貼り付け、ワイヤーを通すことでさまざまな位置に歯を引っ張っていきます。
    さまざまな症例に対応できるのが特徴です。

    • Merit

      • 幅広い症例に適応している
      • 取り外しをしなくても良い
      • 細かな調整が必要が可能
    • Demerit

      • ブラケットの種類によっては目立つ
      • 保険適用外のため、自費診療になる
  • マウスピース矯正
    (インビザライン)

    当院はマウスピース型矯正の「インビザライン」を導入しています。
    インビザラインの最大の特徴は、コンピューター上で歯の移動をシミュレーションし、理想の歯並びに向けて段階ごとにマウスピースを製作することです。
    約2週間ごとに新しい装置を装着し、少しずつ歯を動かす仕組みなので、痛みを最小限に抑えた矯正治療が期待できます。
    詳しくは以下のページをご覧ください。

    マウスピース矯正

大人の矯正治療の費用

※消費税込みの料金です。
※装置料に関してはローンもご利用いただけます。

  • 相談・検査

    相談料 無料
    検査料+診断料 55,000円
  • 装置料(思春期の矯正治療も同様です)

    基本料金 935,000円または1,100,000円(審美ブラケット)
    ※部分矯正は料金が異なります。部分矯正をご希望の方はご相談ください
  • その他

    月々の調節料 6,600円
    定期健診の観察料 3,300円
  • 大人の矯正治療の治療期間・回数

    • 約18ヶ月~36ヶ月・20回~40回
  • 大人の矯正治療の注意点

    • 厚生労働省が定めた疾患に起因する咬合異常に対する矯正治療は保険診療の対象となりますが、それ以外は自費診療です。
    • 矯正器具の装着時に、患者さんが食事、会話、見た目などに違和感を覚える場合があります。
    • 矯正器具の装着時に、歯が磨きにくくなるので、より入念なブラッシングが必要になります。
    • 矯正器具に不具合が生じ、口を動かした際、歯肉が傷つくことがあり、炎症を引き起こす場合がありますが、その場合はご連絡ください。
    • ご自身で着脱できる矯正器具の場合は、成果を得るために、装着時間を守る必要があります。
    • 矯正治療終了後、しっかり保定しないと後戻りをする場合があります。
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