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院長ブログ

リポシーセミナーを通じて再確認した矯正治療がめざす“wellness”

リポシー

先日、名古屋でリポシーの会社が主催するセミナーを聞きにいった。

リポシーとはビタミンCを経口摂取で効率よく体内に吸収されるように設計された製品であり、その効果を狙った優れものである。点滴療法には及ばないが、従来から知られているちょっと酸っぱめのビタミンC製剤とは格段の違いがあり、体調の優れないときや風邪をひいたときなどに、多めに飲むと回復が早い気がする。毎日飲むことで、それなりの体調の維持管理が自然とできているように思っている。


 そんなリポシーの会社がやはり患者さんにリポシーを勧めている養老市の内科の先生をプレゼンターに招いてのセミナーであった。

癌に関する話であったが、癌はすべての人がかかる可能性のあるもので、癌細胞を消すことのできる人とそうでない人がいること、その差は遺伝的なものもあるがビタミンCも関わっており、それにリポシーが有効であるといった内容だった。


 その中で“wellness”の話もあり、そこは私どもの矯正治療の目指すところと一致している気がした。

Wellness は health – 健康をより広範に捉えようとするもので、よりよく生きようとする生活態度ということらしい。私自身も矯正歯科治療を提供した初めの頃は、歯並びを良くすることで、笑顔の効能やコンプレックスからの解放、歯磨きがし易くなることでの歯周病の予防などを謳っていた。しかし、今は口呼吸の改善を目的とした矯正治療を行い、単に歯並びを良くするだけではなく、咀嚼・嚥下・発音といった口腔の基本的な機能の向上を目指すことができたり、睡眠障害の改善にも寄与することで、患者さんのQOLの向上をもたらすことができると自負している。
 ビタミンCは骨を含めた歯周組織の再生には欠かせないものであり、破壊と再生を繰り返す矯正治療にも重要な役割を果たすので、私どもの矯正治療もリポシーと共にwellnessに貢献する重要なキーであることを再確認したセミナーであった。

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