令和8年1月12日、大阪大学中之島センター(ここは以前大阪大学歯学部のキャンパスがあった場所だ)で、大阪大学歯学部顎顔面口腔矯正学講座の同友会総会・報告会が開催された。懐かしい顔ぶれにホッとしたり、フレッシュな新人たちを見ると昔はこんなだったのかなぁと感慨にふけったりした。残念ながら山城教授は海外出張中のためビデオレターでの挨拶であったが、黒坂准教授以下先生方の活動報告を聞くと、隔世の感があったり、後輩たちの活躍に少なからず刺激を受けたりした。
その中で、日本睡眠歯科学会で何度かお名前を拝見した先生がいらして、今回初めてお話を伺う機会を得た。先生は小児の閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)に関する発表をされていたのだが、このテーマは私も非常に関心のある分野なので、失礼を顧みず質問をぶつけてみた。一番気になっていたのは、どういう風にしてOSAと判断されたのかということだったのだが、答えは簡単で、大阪大学医学部附属病院の方ですでにOSAと診断された患者さんが回ってきて、その患者さんを診ているとのことだった。なるほど!という回答であったが、私どもの臨床の参考にはあまりならなかった。私自身の矯正患者さんの中で特に初診時にOSAが疑われるような場合の取り組みや、今後の展開などを披歴して、今年の7月に幕張で開催される日本睡眠歯科学会でまたお会いしましょうとその場を離れた。
実は以前に、睡眠障害の疑いのある子にパルスオキシメーターを用いて睡眠中の経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)を計測していたことがあった。例えばSpO2が88を下回る時間が4分以上あった子が、矯正治療で上顎を拡大した後には24秒に減ったというようなことが結果として得られた。しかし、睡眠中の子供の指に器具の感知部分がきっちり合わなかったり、ケーブルが邪魔だったりと、トラブルもそれなりにあって、途中で投げ出してしまっていた。そんな中、昨年の日本睡眠歯科学会の企業展示ブースで優れものを見つけたので、この度再開してみようと今回の同友会で決意を新たにすることができた。
乞うご期待。