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院長ブログ

辞める理由は「給与」より「インシビリティ(Incivility)」

今回はスタッフブログとして、経営者の方々や企業で勤務されている方々に向けたメッセージをお届けします。

「インシビリティ(Incivility)」とは、直訳すると「礼節の欠如」や「無礼」を指します。

職場におけるハラスメントが「目に見える暴力や暴言」だとしたら、インシビリティは「組織に静かに広がる毒」のようなものです。2026年、カスタマーハラスメント(カスハラ)対策が法制化される中で、それと表裏一体の課題として「社内のギスギス(インシビリティ)」を解消することが、離職防止の最優先事項として注目されています。

具体的には「挨拶をされても目を合わせない、無視する」「会議中にスマホをいじる、内職をする」「メールの返信をわざと遅らせる、あるいは無視する」「相手の話を遮って自分の話を始める」「『ため息』や『舌打ち』を周囲に聞こえるようにする」みなさんの周りでこんな光景はないですか?

なぜ今、これが深刻な問題なのか?インシビリティには「伝染性」と「累積性」という恐ろしい特徴があるからです。無礼な扱いを受けた人は、そのストレスから別の人にも無礼な態度を取りやすくなります。これを「インシビリティ・スパイラル」と呼び、組織全体を短期間でギスギスさせます。無礼な人が職場に一人いるだけで、周囲の思考能力が低下し、ミスが増えることが研究で証明されています。

明確なハラスメントではないため、会社に相談しにくく、従業員は「この職場は居心地が悪い」と感じて、ある日突然辞めてしまいます。対策としては、能力が高くても周囲を尊重しない態度は評価しない、という姿勢を経営者が示すことです。仕事ができるなら、多少の態度の悪さは目をつぶる、という慣習がインシビリティを助長します。

また「今の態度は周囲に威圧感を与えている」と、上司が部下(または同僚間)へ早めに指摘し合える文化を作ります。インシビリティの多くは「自覚がない」ことが多いため、早めの指摘が「毒」の拡散を防ぎます。2026年の採用難、求職者が職場見学で見ているのは、会社の設備ではなく『社員同士の挨拶の有無』や『空気感』です。インシビリティ対策こそが、最強の採用ブランディングです。

※この文章は株式会社ファーストグローバルコンサルティングHP(URL http://www.1gc.jp)から引用しています。

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