一般歯科の定期検診で「生まれつき大人の歯が足りないところがある」と言われると、「このまま様子を見てよいのかな」「矯正が必要なのかな」と不安になる親御さんも多いと思います。
生まれつき大人の歯が足りない状態は、歯並びや噛み合わせに影響することがあるため、まずは永久歯の有無や乳歯の状態を確認することが大切です。ここでは、先天性欠如歯の原因や放置するリスク、相談のタイミング、矯正治療でできることについて分かりやすくご紹介します。

生まれつき大人の歯が足りない状態は、歯科では「先天性欠如歯」と呼ばれます。
乳歯がなかなか抜けない、歯の本数が少ないと言われた場合は、永久歯の有無や歯並びへの影響を確認することが大切です。
先天性欠如歯とは、本来生えてくるはずの大人の歯(永久歯)が、生まれつき作られていない状態のことです。
乳歯が残っている場合は見た目だけでは分かりにくく、定期検診やレントゲン検査で指摘されることがあります。
歯の本数が足りないことで、将来的に歯並びや噛み合わせに影響する場合もあります。
永久歯は、歯ぐきの中にある「歯胚」という歯のもとから作られます。
この歯胚がもともとない場合、その部分の永久歯は自然に生えてきません。
そのため、乳歯が長く残ったり、歯と歯の間にすき間が残ったりすることがあります。
レントゲン検査では、歯ぐきの中に永久歯があるか、歯の位置や向きに問題がないかを確認できます。
また、乳歯を残して経過を見るのか、矯正治療を検討するのかなど、今後の方針を考える判断材料になります。
一般歯科で大人の歯が足りないと言われた場合は、矯正歯科の視点でも確認しておくと安心です。
大人の歯が足りない状態は、永久歯のもとになる歯胚が作られないことで起こる場合があります。
ただし、原因を一つに絞れないことも多いため、まずは現在の歯の本数や生え変わりの状態を確認することが大切です。

永久歯が足りない原因には、遺伝的な要素や歯の発育の過程が関係すると考えられています。ただ、すべてのケースで明確な原因が分かるわけではありません。
当院では原因を決めつけるのではなく、今のお口の状態をもとに今後の対応を考えます。
お子さまの永久歯が足りないと言われると、「何か原因があったのでは」と心配になるかもしれません。しかし、先天性欠如歯は歯の発育段階で起こるもので、育て方や日々のケアだけが原因とはいえません。
大切なのは、早めに状態を把握し、必要に応じて経過を見ていくことです。
生え変わる永久歯がない場合、その場所の乳歯が抜けずに残ることがあります。
乳歯をしばらく使える場合もありますが、永久歯より根が短く、長期的には揺れやすくなることもあります。
残すか抜くかは、乳歯の状態や噛み合わせを確認しながら慎重に判断します。
大人の歯が足りない状態をそのままにすると、歯並びや噛み合わせのバランスが崩れることがあります。
すぐに治療が必要とは限りませんが、将来の変化を見越して早めに確認しておくことが大切です。
永久歯が生えてこない部分には、歯と歯の間にすき間が残ることがあります。
すき間の位置によっては、食べ物が挟まりやすくなったり、歯磨きがしにくくなったりします。
歯がない部分をそのままにしていると、隣の歯が空いたスペースに向かって傾くことがあります。
歯の位置が変わると、後から矯正治療を行う際に治療計画が複雑になる場合があります。
歯の本数や位置に偏りがあると、噛む力が一部の歯に集中しやすくなります。
その結果、特定の歯に負担がかかったり、顎の動きに影響が出たりすることがあります。
前歯にすき間がある場合や歯の左右差が目立つ場合は、口元の見た目が気になることがあります。
成長とともに口元の印象が変わるため、気になる場合は早めに相談しておくと安心です。
生まれつき大人の歯が足りない場合、成長に合わせて歯並びや噛み合わせが変化します。
早い段階で状態を確認しておくことで、将来の治療方法を考えやすくなります。

6〜7歳頃は、前歯や奥歯の生え変わりが始まり、永久歯の有無を確認しやすい時期です。
レントゲンで歯ぐきの中を確認することで、永久歯があるかどうかを把握できます。
周りの歯が生え変わっているのに一部の乳歯だけ残っている場合、下に永久歯がない可能性があります。
無理に抜くのではなく、乳歯の根や周囲の歯の状態を確認してから判断します。
同じ年齢のお子さまと比べて生え変わりが遅い場合でも、すぐに異常とは限りません。
ただし、左右で大きな差がある場合や長く変化がない場合は、歯科で確認しておくと安心です。
永久歯が足りない場合、成長に合わせてすき間を閉じるか、将来歯を補うかを考える必要があります。
矯正を始める時期は、歯並びだけでなく、顎の成長や生え変わりの進み方を見て判断します。
生まれつき歯が足りない場合でも、すぐに歯を補う治療が必要とは限りません。
乳歯の状態や歯並び、顎の成長を確認しながら、お子さまに合った治療方針を考えます。
乳歯がしっかり残っていて噛み合わせに大きな問題がない場合は、すぐに抜かず経過を見ることがあります。
ただし、乳歯は永久歯より長く使い続けにくいため、揺れや虫歯がないか定期的に確認します。
歯が足りない部分のすき間を、矯正治療によって閉じられる場合があります。
歯を動かす方向や噛み合わせのバランスを確認し、将来的に無理のない歯並びを目指します。
すき間を閉じることが難しい場合は、成長後に歯を補う治療を検討することがあります。
その場合も、歯を補う位置や噛み合わせを考えながら、矯正治療で土台を整えておくことが大切です。
お子さまの場合、顎の成長や永久歯の生え方によって治療方針が変わることがあります。
そのため、一度の診断で決めきるのではなく、成長を見ながら適切な時期を見極めることが大切です。
一般歯科の定期検診で「生まれつき大人の歯が足りないところがある」と言われた場合でも、すぐに矯正治療が必要とは限りません。
ただし、乳歯が長く残っている、歯と歯の間にすき間がある、噛み合わせが気になるといった場合は、早めに確認しておくと安心です。
当院では、お子さまの歯並びだけでなく、顎の成長やお口まわりの癖も確認しながら、成長段階に合わせた治療方法をご提案しています。
西宮周辺で「大人の歯が足りない」と言われた方、乳歯がなかなか抜けず不安な方は、保田矯正歯科へお気軽にご相談ください。
