よくある質問

  • Q

    学校の健診で歯並びを指摘されたのですが、放置したらどうなりますか?

    A

    学校の歯科健診で歯並びの悪さを指摘される場合は、まず事前の調査票に歯並びが気になるにチェックが入っていて、そして歯科医の目で、この子は矯正した方が良いのでは⁉という場合です。何らかの問題が歯並びにあるはずなので、一度プロの目でみてもらって、どういう問題があるのか、しっかり説明を聞かれるとよいと思います。実際に治療するかしないかは、話を聞かれた上で、それぞれの家庭の価値観で判断してください。今の時点で放置して、本人が大きくなってから矯正を開始しても同じ結果を得られる場合もありますが、今の時点で矯正すると大きなメリットがある場合もありますので、まずはプロの意見を聞いてみて下さい。納得いかなければ別の先生の意見を聞くことも大事です。

    Q

    子供の矯正治療と大人の矯正治療の違いは何ですか?

    A

    子供と大人の決定的な違いは成長があるのと、成長が止まっているの違いです。 要するに骨格の成長が見込まれるかどうかということです。子供の場合は成長期に例えば下顎の前方へ成長を促すことができたり、また上顎の天井ごと拡げるのも容易です。 ただ、いくら成長期だからといっても、骨格の成長を抑えこむことはできません。 一方、大人の場合は成長がありませんから、基本的には歯を動かすだけの矯正となります。 骨が硬くなっていますから、アンカースクリューといったチタン製の杭も使い易くなります。ただ、最近では大人の上顎の天井を拡げることも可能となってきました。一昔前なら、上顎の拡大は15才迄と教科書に明記されていましたが、だが、時代は日進月歩です。 また、大人の場合は骨に対して離断を行うことで、後ろにひっこめたり、前に出したりなどの手術も適応できます。  ならば矯正は大人になってからで十分と思われるかも知れませんが、特に子供の場合は口呼吸が不正咬合の原因になっているので、子供のうちに口呼吸を鼻呼吸し易く、矯正治療でしてあげることで、本来あるべき健やかな成長を期待することができると考えています。
    また、舌の正しい機能も取り戻しやすいので、正しい咀嚼・嚥下ができるようになり、老後の口腔機能不全を防ぐことができます。

    Q

    子供のうちに矯正治療をしても、大人になるまでに歯並びがまた悪くなりませんか?

    A

    私どもでは子供の学童期の治療をⅠ期治療としてとらえ、鼻呼吸の獲得と上顎前歯の配列をよく行います。その後、必要があれば小さな下顎あるいは後ろに下がっている下顎を前方へ成長させるようなことを行います。その後は乳歯から永久歯への生え替りを定期健診で診ています。この時に生えかわる歯のサイズが大きすぎるとか、6才臼歯の後ろに生える7番目の12才臼歯が倒れたり、はみ出たりしているとか、生え替わった犬歯や小臼歯の方向が悪いなどがありますと、永久歯列完成後(大体、中学生以降)続きのⅡ期治療が必要となります。 また、下顎が期待していたほど前方へ成長せず、出っ歯の感じになっているなら、永久歯列完成後、小臼歯を抜去して前歯を引っこめるためのⅡ期治療を行うことがあります。 もちろん、Ⅰ期治療を行ってあとは経過観察だけでうまくいくケースもあるわけです。 親孝行なお子さんです。

    Q

    大人になっても矯正治療を受けられますか?

    A

    もちろん問題ありません。
    重度の歯周病でなければ、という条件がつきますが…。
    まずは、ご相談ください。ただし思春期、青年期と比べて幾分、代謝が落ちているので治療期間は長くなります。

    Q

    歯並びの悪さは自分では気にしていないのですが、それでも矯正治療は必要ですか?

    A

    実は歯並びは見た目だけの問題ではなく、全身の健康にも大きく影響を与えることがわかっています。
    上下の歯がきちんと噛み合っていないと体のバランスが崩れて、肩こりや腰痛、頭痛などの原因になることも。何となく体調が悪いといった不定愁訴にも、歯並びが関係していることがあります。
    また歯並びが悪いと歯垢が溜まりやすい箇所ができてしまい、毎日しっかり歯磨きをしていても虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
    現在何も問題がないと感じられても、将来の健康のために矯正治療をご検討されてもよいかもしれません。

    Q

    歯周病なのですが、矯正治療は受けられますか?

    A

    矯正は歯周組織に働きかける治療です。
    そのため歯周病を患ったままだと、さらに悪化して歯が抜け落ちてしまう場合があります。当院では、矯正治療前に歯周病治療を行います。ただ、歯周病が重篤であれば、すなわち、歯を支えている骨が極端に少なければ、矯正治療はできません。
    歯周病・予防

    Q

    歯に被せ物があるのですが、矯正治療はできますか?

    A

    はい、問題ありません。ただし今の歯並びに合わせて作っているものなので治療前外す場合や、治療後作り替えが必要になることが多くあります。

    Q

    矯正治療をしてもまた歯並びが悪くなったという話を聞きましたが?

    A

    後戻りと言われる症状です。これを防止する為に保定装置という歯並びを安定させる装置が必要になります。
    また悪習癖が残っている場合には、その影響で元に戻ることがありますので注意してください。

    Q

    治療期間と費用はどのくらいですか?

    A

    症状によって異なります。
    ご相談のときにおおよその目安をお話ししますが、総額50万円ぐらいで済むケースもあれば、100万円を超えるケースもあります。もちろん装置料の分割払いもあります。詳しくはお問い合わせください。
    なお初診の相談は無料で行っており、治療をするかしないかはその場で決めていただかなくても結構です。ご自宅でじっくり考えたりご家族とよく相談したりしてから結論をお出しいただいても構いませんので、安心してご相談ください。
    料金案内

    Q

    矯正治療にはどのくらいの通院が必要ですか?

    A

    装置を装着する際に、月に何回かご来院いただくことがありますが、通常は月1度のペースです。

    Q

    歯並びを整えるために、歯を抜くことがありますか?

    A

    前方に飛び出した歯を引っ込めるときや、凸凹な歯並びのときには、永久歯であっても抜いても差しつかえのない歯を抜いて治療することがあります。
    そのスペースを利用して、残りの歯をきちんと並べるのです。

    Q

    食事や会話は今までどおりにできますか?

    A

    治療開始直後は違和感があり、食事がしにくくなることもありますが、ほとんどの方が徐々に慣れてこられますので心配ないと思います。

    Q

    ブラッシングは、今まで通りできますか?

    A

    矯正装置を装着すると、ブラッシングがしにくくなります。
    ですが、歯ブラシの形状や種類を変えて、少しでも磨き易くするよう工夫しています。もちろん当院の衛生士がきちんと指導しますので、ご安心ください。
    なお、マウスピース矯正では装置を外せるので、普段通りに歯磨きができます。

    Q

    装置を装着しているとき、痛みはありますか?

    A

    初めの2~3日は少し歯に負担がかかるようになるため、歯が浮いたような不快な感じがありますが、次第に馴れて治まります。
    当院では、その不快な症状を和らげるために、炭酸ガスレーザーを用いて、患者さんの負担を減らしています。
    マウスピース矯正では、痛みは少ないといわれています。

    Q

    矯正治療中、虫歯ができたらどうなりますか?

    A

    最悪の場合、矯正装置を外して虫歯を治療します。
    その間、矯正治療は中断するため、その分治療期間が長引きます。そうならないよう虫歯を作らないよう、日々のブラッシングを丁寧に行いましょう。
    歯周病・予防

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